Home
›
俳人別俳句一覧
松尾芭蕉の俳句
広告
松尾芭蕉の俳句の中から個人的に選出した俳句です。
春の俳句
行く春や 鳥啼き魚の 目はなみだ
春なれや 名もなき山の 薄霞
夏近し その口たばへ 花の風
辛崎の 松は花より 朧にて
猫の恋 やむとき閨の 朧月
ほろほろと 山吹散るか 滝の音
夏の俳句
六月や 峰に雲置く 嵐山
五月雨を 集めて早し 最上川
おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな
ほととぎす 鳴く鳴く飛ぶぞ 忙はし
閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声
夏草や 兵供が ゆめの跡
秋の俳句
この道や 行く人なしに 秋の暮れ
秋深き 隣は何を する人ぞ
物いへば 唇寒し 秋の風
荒海や 佐渡に横たふ 天の川
びいと啼く 尻声悲し 夜の鹿
菊の香や ならには古き 仏達
冬の俳句
箱根こす 人もあるらし けさの雪
初雪や 水仙の葉の たわむまで
いざ行かん 雪見にころぶ所まで
旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る
ねぎ白く 洗ひたてたる 寒さかな
新年の俳句
山里は 万歳遅し 梅の花
( Written by buzz )
amazon frame