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季語「台風(たいふう)」の解説と季語を使った俳句の例
秋の季節の季語の一つである「台風(たいふう)」です。
台風
「台風」は、秋の代表的な季語で、夏から秋にかけて発生し、日本列島に大きな影響を与える気象現象です。秋の台風は、時に強い風雨を伴い、自然の力の厳しさとともに、過ぎ去ったあとの静けさや空の晴れやかさを印象づけます。人々は台風の到来に備え、影響に一喜一憂し、収穫や日常に影響を受けることから、生活と密接に関わる季語です。俳句では、荒々しい風景や、去ったあとの穏やかな情景を対比して詠むことが多く、自然の力強さや儚さが強調される季語です。
季語「台風(たいふう)」を使った俳句の例です。[2]
台風や 備えの列の 長くなり
解説:台風の接近という非日常が、日常の風景に影響を及ぼす様子を描いています。「備えの列の 長くなり」という表現が、スーパーやホームセンターで物資を買い求める人々の慌ただしさや切実さを感じさせます。台風という自然の脅威に対して、人々が先手を打ち、準備する姿が淡々と詠まれているところにリアルさがあります。大きな出来事を前にしての人々の共通の行動が描かれ、共感しやすく、現代的な風景が印象に残る一句です。
台風の 去りし庭には 露光り
解説:台風が去った後の静けさや清らかさを描いた一句です。台風の後は荒れた庭や風景を思い浮かべがちですが、「露光り」という表現によって、自然の美しさが戻ってきたことを感じさせます。大きな風や雨が過ぎ去った後の「静寂」と「光」の対比が際立ち、まるで庭が生き返ったかのような印象を与えます。荒れた自然の後に見える小さな美しさや再生を見逃さずに詠んだ句であり、台風後の心情の安堵感もにじみ出ています。

著者 / Tommy Ikura
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