- Home ›
- 秋の季語一覧 ›
- 秋[時候]の季語一覧
季語「夜長(よなが)」の解説と季語を使った俳句の例
秋の季節の季語の一つである「夜長(よなが)」です。
夜長
季語の解説:
「夜長」は、秋が深まるにつれて夜がだんだんと長くなっていく様子を表す季語です。昼間の時間が短くなる一方で、静かで涼やかな夜が続くようになります。この夜長の季節は、静かに物思いにふけったり、秋の寂しさを感じたりするひとときです。俳句では、秋の夜の静けさや、長い夜がもたらす思索の時間を表現するために「夜長」が使われます。
俳句の例:
季語「夜長(よなが)」を使った俳句の例です。
夜長なり 灯り一つで 読書する
解説:長い秋の夜、灯りをひとつだけ灯して読書にふける様子を描いています。夜が静かに長く続く中、ひとりで本を読む時間が秋らしい静けさを感じさせ、物思いの時間が漂います。
風静か 夜長に響く 虫の声
解説:静かな夜に、秋の虫の声が夜長の空間に響いている情景を詠んでいます。秋の夜長らしい穏やかで静かな風景が描かれ、虫の声が一層秋の趣を引き立てています。
夜長なり 友と語らい いつまでも
解説:秋の長い夜を友人と語り合いながら過ごす様子です。夜が長く続く秋だからこそ、ゆったりとした時間の中で語り合うことができる、心地よい秋のひとときが感じられます。
著者 / Tommy Ikura
毎日の暮らしの中で役立つ情報や、趣味に関するコンテンツを分かりやすく解説するサイトを製作しています。