- Home ›
- 秋の季語一覧 ›
- 秋[植物]の季語一覧
季語「銀杏(ぎんなん)」の解説と季語を使った俳句の例
秋の季節の季語の一つである「銀杏(ぎんなん)」です。
銀杏
季語の解説:
銀杏(ぎんなん)は、秋に実るイチョウの種子で、独特の風味と香りが特徴です。食材としても愛され、焼き銀杏や茶碗蒸しなどの料理に用いられ、秋の味覚として日本の食文化に親しまれています。その香ばしさやほろ苦さは秋らしさを感じさせ、収穫の喜びとともに秋の風情を表現する題材です。また、落ちた実が道端に散らばる様子や、独特の香りも秋の風景を感じさせます。
俳句の例:
季語「銀杏(ぎんなん)」を使った俳句の例です。
道端の 銀杏の香り 見上げれば
解説:道端に落ちた銀杏の香りに気づいて、ふと上を見上げる情景を描いています。独特の香りに誘われて銀杏の木や葉が目に入ることで、秋の深まりを感じ取る瞬間が詠まれています。
銀杏の 口に広がる 秋味わう
解説:銀杏を食べたときの風味が口の中に広がり、秋の味わいを楽しんでいる様子を詠んでいます。銀杏のほろ苦さや香ばしさが秋の季節感と結びつき、秋の実りの豊かさが感じられます。
銀杏を 仲間と集め 顔しかめ
解説:仲間と一緒に銀杏を拾い集め、独特の苦味に顔をしかめる様子が詠まれています。銀杏の収穫と共に、仲間との楽しいひとときや、味覚を通じた秋の体験が伝わってきます。
著者 / Tommy Ikura
毎日の暮らしの中で役立つ情報や、趣味に関するコンテンツを分かりやすく解説するサイトを製作しています。