稲畑汀子の俳句
稲畑汀子(いなはた ていこ)が作者の俳句の中で、このサイトの季語の解説ページでご紹介している俳句の一覧を表示しています。
今日何も 彼もなにもかも 春らしく
季語:春(はる)
生きてゐる 木々の根方に 雪間あり
季語:雪間(ゆきま)
末の子の 見上ぐる背丈 卒業す
季語:卒業(そつぎょう)
遠足の 子が絵はがきの 店塞ぐ
季語:遠足(えんそく)
小寒の 雨に大気の ゆるみけり
季語:小寒(しょうかん)
オリオンの かたむき消えぬ 冬の朝
季語:冬の朝(ふゆのあさ)
雨雲の 切れて日脚の 伸びてをり
季語:日脚伸ぶ(ひあしのぶ)
冬晴の つづき家居の つづかざる
季語:冬晴(ふゆばれ)
冬の星 仰ぎて通夜の 聖堂に
季語:冬の星(ふゆのほし)
冬霞 古都の山なみ 低かりし
季語:冬霞(ふゆがすみ)
雪晴と いふまぶしさを 歩きたく
季語:雪晴(ゆきばれ)
静かなる かしの木はらや 冬の月
季語:冬の月(ふゆのつき)
白き波 青き波間や 冬の海
季語:冬の海(ふゆのうみ)
着ぶくれて 来ても札所の よく冷ゆる
季語:着ぶくれ(きぶくれ)
年賀状 だけのえにしも いつか切れ
季語:年賀状(ねんがじょう)
初夢で 逢ひしを告げず 会ひにけり
季語:初夢(はつゆめ)
幸せの 待ち居る如く 初暦
季語:初暦(はつごよみ)
君がため 春着よそほふ 心あり
季語:春着(はるぎ)
著者 / Tommy Ikura
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