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季語「伊勢海老(いせえび)」の解説と季語を使った俳句の例
新年の季節の季語の一つである「伊勢海老(いせえび)」です。
伊勢海老
「伊勢海老(いせえび)」は、古くから日本の祝い事や正月料理に用いられる縁起物です。その姿が腰を曲げた老人を思わせることから、長寿や繁栄を象徴し、新年を迎える際に欠かせない食材とされています。また、鮮やかな紅色に茹で上がる様子が祝祭感を高め、華やかな席に彩りを添えます。俳句においては、その豪華で堂々とした姿や食卓に並ぶ様子を通して、新年の喜びや希望を表現することが多く、新しい年への願いや祝福の気持ちが込められます。自然の恵みを享受し、長寿や繁栄を願う心が、伊勢海老という季語を通して詠み手の気持ちを象徴的に表します。
季語「伊勢海老(いせえび)」を使った俳句の例です。[2]
家集い 伊勢海老に箸 伸びにけり
解説:新年の祝いの席で家族や親しい人たちが集まり、豪華な伊勢海老に自然と箸が伸びる光景を描いています。「家集い」という言葉が、新年ならではの温かな家族団欒を想起させ、日常の中にある幸福感や安心感が漂います。「伊勢海老」は新年の象徴であり、長寿や繁栄を願う縁起物としての意味が込められ、そこに集う人々の笑顔や和やかな雰囲気が伝わってきます。また、「箸伸びにけり」とすることで、素直な喜びや新年の特別感が強調され、まるでその場の空気を共有しているような気持ちにさせる一句です。
伊勢海老や 願いを集め 朱に染まり
解説:伊勢海老という縁起物に込められた新年の願いや祈りを、詩的に表現しています。「願いを集め」というフレーズが、人々の幸福や長寿、繁栄を願う気持ちを象徴しており、祝いの席に並ぶ伊勢海老がその思いを受け止めているかのようです。「朱に染まり」という表現は、茹で上がった伊勢海老の鮮やかな色合いを指し、新年の晴れやかな場面を目に浮かばせます。視覚的な美しさと精神的な願いが融合し、伊勢海老がただの食材ではなく、特別な意味を持つ存在として描かれています。
ありません。

著者 / Tommy Ikura
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