季語「初晴(はつばれ)」の解説と季語を使った俳句の例

新年の季節の季語の一つである「初晴(はつばれ)」です。

初晴

季語の解説:

「初晴(はつばれ)」は、元日に見られる晴天のことを意味し、新年を祝うにふさわしい、澄んだ空と輝く日差しを象徴する季語です。元日の空が晴れ渡ることは、古くから吉兆とされ、人々の心も自然と晴れやかになります。初晴は、新しい年の始まりの清々しさや希望を表し、自然や人々の心情を美しく描く俳句に多く使われます。初日の出や初詣、家族の団欒と共に詠まれることが多く、元旦という特別な日の自然の輝きを背景に、新たな一年への期待や決意を静かに伝えることができます。

季語を使った自作の俳句:

季語「初晴(はつばれ)」を使った俳句の例です。

初晴の 空高くして 顔をあげ

解説:元日の晴れ渡った空を見上げる様子を詠んだ一句です。新年の特別な晴天に対して自然と顔をあげる、という動作に、心の軽やかさや新しい年への前向きな気持ちが感じられます。「空高くして」という表現が、初晴れの空の広がりや清々しさを見事に伝えており、それに伴って顔をあげる人の姿が心情と共に浮かびます。晴れやかな空に未来への希望や気持ちの切り替えが詰まっていて、新年らしい穏やかで明るい情景が目に浮かぶ句です。

初晴や まぶたに届く あたたかさ

解説:元日の晴れた光がまぶた越しに感じられる様子を詠んでいます。「まぶたに届く あたたかさ」という表現が繊細で、光のやわらかさと心地よさを間接的に描いている点が印象的です。初晴れの光を目で見るのではなく、まぶたを通して温かみを感じるという捉え方が詩的で、静けさの中に穏やかな新年の希望を感じさせます。読み手に光の温もりが伝わり、情感豊かで優しい印象の一句です。

初晴れの 凧すいすいと 風に乗り

解説:元日の晴天の空に凧が軽やかに風に乗って揚がる情景を描いています。「すいすいと」という表現が凧の軽やかな動きを生き生きと伝え、新年の清々しい空の広がりと風の存在感が感じられます。初晴れという季語と凧揚げの組み合わせが非常に自然であり、晴天の明るさとともに、新しい年への希望や喜びを見事に表現しています。視覚的にも動きがあり、明るく軽快な印象が心地よい一句です。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

ありません。

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著者 / Tommy Ikura

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