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季語「十日戎(とおかえびす)」の解説と季語を使った俳句の例
新年の季節の季語の一つである「十日戎(とおかえびす)」です。
十日戎
「十日戎(とおかえびす)」は、新年の1月10日を中心に行われる「えびす神」の祭礼のことです。商売繁盛や家内安全を願う祭りで、特に関西地方では盛大に行われ、福笹や熊手などの縁起物が授与されます。祭りには福を求める人々が集まり、活気ある掛け声や賑わいが特徴的です。俳句では、十日戎の華やかな屋台や参拝客の様子、福笹を手にした笑顔、また商売繁盛を願う真摯な祈りの姿などがよく詠まれます。新年の活気や人々の希望を感じさせる、明るく縁起の良い季語です。
季語「十日戎(とおかえびす)」を使った俳句の例です。[2]
十日戎 福笹かかえ 人心地
解説:十日戎で縁起物の福笹を手に入れた人が、ほっと一安心し「人心地(ひとごこち)」をつける瞬間を詠んでいます。福笹を抱えるという行動は、新年の願いや商売繁盛、家内安全への祈りが込められた象徴的なものです。無事に手に入れたことで心が落ち着き、安心感や満足感が広がる様子が伝わります。祭りの賑わいの中でも、句全体に静かな喜びと安堵感が感じられ、新年の穏やかな幸福が描かれています。
寒空に 湯気立つ熱気 十日戎
解説:十日戎の祭りの活気を冬の寒空との対比で見事に表現しています。「寒空」という冷たさを感じさせる言葉と、「湯気立つ熱気」という温かみのある光景の組み合わせが鮮やかで、視覚的にも情景が浮かび上がります。屋台や露店から立ち上る湯気、集う人々の熱気、賑やかな掛け声などが一体となって、新年の祭り特有の活気や生命力を感じさせます。冬の冷たさを忘れさせるほどの人々のエネルギーが詠み込まれ、祭りの楽しさや高揚感が伝わる一句です。
ありません。

著者 / Tommy Ikura
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