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季語「成人の日(せいじんのひ)」の解説と季語を使った俳句の例
新年の季節の季語の一つである「成人の日(せいじんのひ)」です。
成人の日
「成人の日」は、新年の祝日であり、1月の第2月曜日に行われる、成人年齢に達した若者を祝う日です。晴れ着や袴姿の若者たちが街にあふれ、晴れやかな笑顔や新たな決意が感じられる特別な日です。家族や友人との再会、そして幼い頃の思い出と今の成長が交錯し、新しい人生のスタートラインに立つ気持ちが俳句の題材として詠まれることが多いです。成人の日は、希望に満ちた未来や少しの郷愁を感じさせ、社会全体が若者の門出を温かく見守る情景が広がります。
季語「成人の日(せいじんのひ)」を使った俳句の例です。
成人の日 大人の一歩 踏み出せり
解説:成人の日という節目に、新成人が「大人の一歩」を踏み出す姿を力強く描いています。「大人の一歩」という表現が、人生の新たな門出や希望に満ちた未来を感じさせ、成人の日の象徴的な意味合いが込められています。「踏み出せり」という言葉が、確かな決意や前向きな姿勢を表現しており、晴れやかな未来への第一歩が力強く伝わってきます。新成人たちの背中を押すような、温かい応援の気持ちが感じられる句です。
友集い 成人の日の 笑み交わし
解説:成人の日に久しぶりに集まった友人たちの笑顔や交流の様子を描いています。「友集い」という言葉が、成人式の晴れやかな場面や友人たちの再会の喜びを伝え、「笑み交わし」という表現からは、時間を超えても変わらない友情の温かさや明るさが感じられます。成人の日は、新たな門出であると同時に、過去と現在が交わる瞬間でもあります。友人との笑顔あふれるひとときが鮮やかに浮かび上がる、穏やかで温かい一句です。
成人の日 着飾る姿 初々し
解説:成人の日に晴れ着やスーツで着飾った新成人の姿を「初々し」という言葉で表現しています。成人を迎えた喜びや大人の自覚を持ちながらも、まだ少し不慣れな様子や緊張感が伝わり、若さや新鮮さが感じられる句です。晴れ着や着飾った姿は華やかでありながら、内面の純粋さや未来への期待を映し出しており、新成人たちの新しい門出が初々しく、温かな視点で見守られています。
成人の日 面影残る 友の笑み
解説:成人式で久しぶりに再会した友人たちの笑顔の中に、かつての面影を見出す情景を描いています。「面影残る」という表現が、成長した友の姿と幼い頃の記憶とが重なり合う瞬間を切り取っています。友人たちは大人びた雰囲気をまといながらも、変わらない笑顔や仕草がどこか懐かしさを感じさせ、時間の流れや友情の尊さが伝わる句です。成人の日という節目に、過去と現在が静かに交わり、心が温かくなる作品となっています。
成人の日 故郷の空を 思いけり
解説:成人の日に故郷を離れた場所から空を見上げ、遠くにある故郷を思う心情を詠んでいます。「故郷の空」という表現が、ただの空ではなく、故郷の懐かしい風景や、そこで過ごした日々、共に過ごした家族や友人への思いを想起させます。「思いけり」という言葉が、しみじみとした郷愁や感慨深さを表現し、新成人が人生の節目に立ち、故郷に対する感謝や愛情を再認識する姿が浮かび上がります。
季語「成人の日(せいじんのひ)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
成人の 日の大鯛は 虹の如し
作者:水原秋桜子

著者 / Tommy Ikura
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