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季語「若菜野(わかなの)」の解説と季語を使った俳句の例
新年の季節の季語の一つである「若菜野(わかなの)」です。
若菜野
季語の解説:
「若菜野」とは、新年の初めに芽吹く若菜が育つ野原を指し、生命の息吹と新しい年の始まりを感じさせる季語です。日本では春の訪れを願って1月7日に若菜を摘む「七草の節句」があり、若菜の青々とした姿が春の訪れや健康を象徴します。新年の季語として「若菜野」は、芽吹く若菜を通じて新たな成長と生命力を表現し、未来への希望や生命の力強さを描写する際に使われます。
俳句の例:
季語「若菜野(わかなの)」を使った俳句の例です。
若菜野の 緑に染まりて 山の麓
解説:新年を迎え、山の麓が若菜の緑で色づき始める情景です。新たに芽吹く若菜の鮮やかな色が、年の始まりの生命力や希望を感じさせます。自然の力強い息吹が感じられる句です。
一歩ずつ 若菜野に踏み 土の道
解説:若菜野の土の道を一歩一歩踏みしめながら進む情景です。新年の始まりに、新しい年を一歩ずつ前向きに進む姿が象徴的に表現されています。歩むことへの静かな決意が感じられます。
若菜野で 笑顔あふるる 冬の朝
解説:若菜の生える野の広がる中で、家族や仲間と笑顔で過ごす冬の朝を描いています。新年の穏やかで温かいひとときが感じられます。若菜の生き生きとした姿が、人々の笑顔と調和しています。
著者 / Tommy Ikura
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