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季語「年賀状(ねんがじょう)」の解説と季語を使った俳句の例
新年の季節の季語の一つである「年賀状(ねんがじょう)」です。
年賀状
「年賀状(ねんがじょう)」は新年の挨拶として親しい人やお世話になった人へ送る便りのことで、新年の季語として使われます。年賀状は新しい年の始まりを祝うとともに、相手の健康や幸福を願う風習であり、遠く離れた人とのつながりを確認する役割も果たしています。俳句では、届いた年賀状の筆跡や差出人の名前に感じる懐かしさ、書く人の心情、ポストに並ぶ葉書など、視覚的な要素や人の心の動きが詠まれることが多いです。年賀状を通して、新年の希望や絆、時間の流れを感じさせる句が生まれます。
季語「年賀状(ねんがじょう)」を使った俳句の例です。
年賀状 旧友の名に 時止まり
解説:年賀状の差出人欄に旧友の名前を見つけた瞬間、過去の思い出や懐かしさが甦り、まるで時間が止まったように感じる心の動きを詠んでいます。季語「年賀状」が新年らしいつながりや時間の流れを象徴し、その一枚の年賀状が旧友との再会を間接的に感じさせるきっかけとなっています。「時止まり」という表現が心情をうまく表しており、年賀状が単なる手紙ではなく、過ぎ去った時や絆を再確認させる媒介であることが伝わります。
門前で 子ら待ちわびる 年賀状
解説:新年に子供たちが門の前で年賀状の到着を待ちわびる様子を描いています。年賀状は大人にとっては懐かしさや形式的なやり取りを象徴するものですが、子供たちにとっては届くこと自体が楽しみなイベントのように感じられます。「門前で 待ちわびる」という描写が、新年のワクワク感や純粋な喜びを自然に表現しており、活気ある情景が目に浮かびます。
季語「年賀状(ねんがじょう)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
年賀状 だけのえにしも いつか切れ
作者:稲畑汀子
一行の 心を籠めし 年始状
作者:高浜虚子

著者 / Tommy Ikura
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