季語「若水（わかみず）」の解説と季語を使った俳句の例

新年の季節の季語の一つである「若水（わかみず）」です。

若水

「若水」は、新年の朝に最初に汲む水を指す新年の季語で、日本の正月の伝統的な行事のひとつです。この水は清らかさを象徴し、新しい年の幸福や健康を祈るために使用されます。若水を神棚に供えたり、家族の飲料や料理に使ったりすることで、清浄で希望に満ちた新年のスタートを切ることができます。俳句では、「若水」を用いて新年の清らかな心情や、朝の静けさ、自然の中の厳かな瞬間を描写することが多いです。また、この季語を通じて、昔ながらの風習や伝統の美しさを詠むこともできます。

ありません。

季語「若水（わかみず）」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

若水や 人の声する 垣の闇

作者：室生犀星

若水に 奈良井の宿の 杓卸す

作者：阿波野青畝