季語「初荷(はつに)」の解説と季語を使った俳句の例

新年の季節の季語の一つである「初荷(はつに)」です。

初荷

季語の解説:

「初荷」とは、正月二日に商人や物流業者が得意先へ届ける年初の荷物を指す新年の季語です。この荷物は、縁起を担ぐために華やかに飾り付けられ、荷主や運送者がその年の商売繁盛を願って送り出します。初荷は、一年の最初の取引を象徴するものとして、商業や地域社会にとって重要な行事であり、活気あふれる情景が印象的です。俳句では、「初荷」を用いて新年の賑やかさや活力、飾られた荷物の華やかさを描くことが多いです。また、初荷を運ぶ人々やその背景に広がる自然、町の雰囲気を詠むことで、新年の希望や動的な空気感を詩的に表現することができます。

季語を使った自作の俳句:

ありません。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「初荷(はつに)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

おとなしく 飾らせてゐぬ 初荷馬

作者:村上鬼城

痩馬を 飾り立てたる 初荷かな

作者:正岡子規

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著者 / Tommy Ikura

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