季語「万歳（まんざい）」の解説と季語を使った俳句の例

新年の季節の季語の一つである「万歳（まんざい）」です。

万歳

「万歳」は、正月に行われる伝統的な祝賀の芸能を指す新年の季語です。古来、祝福や繁栄を願って行われたこの芸能は、道化や祝詞を交えた賑やかな演技で、新年の喜びを地域に広める役割を果たしてきました。万歳師と呼ばれる人々が家々を巡り、言葉巧みに新年の繁栄を祝う様子は、正月特有の明るさと活気を象徴しています。俳句では、「万歳」を通じて、新年の華やかさや伝統文化への敬意、さらにはその背後にある地域社会の温かさを描写します。また、万歳が響く音や人々の反応を取り入れることで、正月ならではの情景や感情を表現することができます。

ありません。

季語「万歳（まんざい）」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

万歳の 踏みかためてや 京の土

作者：与謝蕪村

万歳や 黒き手を出し 足を出し

作者：正岡子規