季語「切山椒（きりざんしょう）」の解説と季語を使った俳句の例

新年の季節の季語の一つである「切山椒（きりざんしょう）」です。

切山椒

切山椒とは、正月の縁起物として親しまれる和菓子の一種で、餅に山椒を混ぜ込み切り分けたものです。独特の山椒の香りと軽い辛味が特徴で、食べると心身が引き締まり、新年の清々しさを感じさせます。古来、山椒には邪気を払う力があると信じられ、切山椒は一年の平穏と健康を祈るために供されることが多いです。この季語は、山椒の香りや餅の柔らかさを通じて、新春の風物詩として詠まれるほか、家族や友人とともに楽しむひとときを描く俳句に用いられることもあります。

ありません。

季語「切山椒（きりざんしょう）」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

いつまでも 老いぬあはれや 切山椒

作者：石田波郷

わかくさの いろも添へたり 切山椒

作者：久保田万太郎