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季語「初鏡(はつかがみ)」の解説と季語を使った俳句の例
新年の季節の季語の一つである「初鏡(はつかがみ)」です。
初鏡
初鏡とは、正月に初めて鏡に向かい、化粧をすることを指します。この行為には、新たな一年を迎えるにあたって、自分の外見を整え、心を新たにするという意味が込められています。鏡の中に映る自分と向き合うことで、希望や決意を確認する新年の特別な儀式ともいえるでしょう。この季語を用いた俳句では、化粧の筆の音や香り、鏡に映る自分の表情、新春の光に照らされた顔などが描写され、華やかさと清らかさが表現されます。初鏡は、新春の新たな一歩を象徴する情景として、多くの俳句に詠まれます。
ありません。
まだ何も 映らでありぬ 初鏡
作者:高浜虚子
季語「初鏡(はつかがみ)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
眉引を 四十路となりし 初鏡
作者:杉田久女
人のうしろに 襟合せたり 初鏡
作者:中村汀女

著者 / Tommy Ikura
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