季語「鍬始(くわはじめ)」の解説と季語を使った俳句の例

新年の季節の季語の一つである「鍬始(くわはじめ)」です。

鍬始

季語の解説:

鍬始とは、新年になって初めて鍬を使い、田畑を耕す行事を指します。古くから農業に従事する人々にとって、豊作を願う象徴的な行為とされ、自然や土地への感謝の心を込めて行われます。鍬始には、春の準備を始める気概や、新年の希望に満ちた活力が感じられます。この季語を用いた俳句では、鍬を振る音や動作、土の匂い、耕された大地の新鮮さが描かれ、新春の希望や清々しい風景を詠むことが特徴です。また、農作業における労働の尊さや自然との一体感も表現されます。

季語を使った自作の俳句:

ありません。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「鍬始(くわはじめ)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

天は晴れ 地は湿ふや 鍬始

作者:正岡子規

鍬はじめ 椿を折りて かへりける

作者:室生犀星

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著者 / Tommy Ikura

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