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季語「福寿草(ふくじゅそう)」の解説と季語を使った俳句の例
新年の季節の季語の一つである「福寿草(ふくじゅそう)」です。
福寿草
「福寿草」は、早春に咲く小さな黄色い花であり、その名前からもわかるように「幸福」や「長寿」の象徴とされる縁起の良い花です。新年の季語として詠まれる際には、冬の寒さの中で花開く力強さや、春の訪れを告げる希望を感じさせるものとして使われます。その明るい黄色い花は、寒々とした地面にぽつりと輝きをもたらし、新しい年の始まりにふさわしい光景を生み出します。俳句では、自然の中に春の兆しを見つけた喜びや、静かな新春の朝に咲く花の美しさを詠むことが多く、季節の移ろいと人々の願いを結びつける力を持っています。
季語「福寿草(ふくじゅそう)」を使った俳句の例です。 [2]
福寿草 黄金の色に 福を呼ぶ
解説:新春に咲く福寿草の明るい「黄金の色」が、まるで幸福や幸せを呼び寄せるかのように感じられる様子を詠んでいます。福寿草はその名前から「福」と「寿」を象徴し、新年にふさわしい縁起物として愛されてきました。「黄金の色」と表現することで、その輝きが視覚的に鮮やかに浮かび上がり、新年への希望や幸せの訪れが伝わってきます。静かな自然の中に光を見つけるような、シンプルながらも力強い一作です。
福寿草 長寿見守り 祖母の庭
解説:福寿草が咲く「祖母の庭」を舞台に、その花が祖母の長寿を見守っているかのような光景を描いています。福寿草の小さくも力強い花が、家族の長寿や繁栄を象徴する存在として詠まれ、そこに祖母への愛情や尊敬が感じられます。「祖母の庭」という具体的な場所を設定することで、家族の温かみや、代々受け継がれる絆が描かれており、穏やかで優しい時間が流れている印象を受けます。
季語「福寿草(ふくじゅそう)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
朝日さす 弓師が見せや 福寿草
作者:与謝蕪村
帳箱の 上に咲きけり 福寿草
作者:小林一茶
暖炉たく 部屋暖かに 福寿草
作者:正岡子規
片づけて 福寿草のみ 置かれあり
作者:高浜虚子
青丹よし 寧楽の墨する 福寿草
作者:水原秋桜子
日の障子 太鼓の如し 福寿草
作者:松本たかし
まどろめる われを見守り 福寿草
作者:阿部みどり女

著者 / Tommy Ikura
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