季語「薺（なづな）」の解説と季語を使った俳句の例

新年の季節の季語の一つである「薺（なづな）」です。

薺

季語の解説
季語を使った自作の俳句
有名な俳句、著名な俳人の俳句

季語の解説：

薺は、春の七草の一つで、新年の七草粥に用いられる野草です。「ぺんぺん草」という名前でも親しまれ、古来より食用や薬用として日本人の生活に深く根付いてきました。正月に薺を刻んで粥に入れることで、無病息災や一年の健康を願う風習が今も続いています。この季語を用いた俳句では、薺の若葉の可憐な姿や、粥を作る音や香り、新春の柔らかな光とともに詠まれることが多く、生命力や清々しさ、新年の祈りを象徴するものとして表現されます。

季語を使った自作の俳句：

ありません。

有名な俳句、著名な俳人の俳句：

季語「薺（なづな）」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

一とせに一度摘まるる薺かな

作者：松尾芭蕉

ひとり摘む薺の土のやはらかに

作者：中村汀女

著者 / Tommy Ikura

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