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季語「蜂(はち)」の解説と季語を使った俳句の例
春の季節の季語の一つである「蜂(はち)」です。
蜂
季語の解説:
蜂は春になり、暖かくなると活動を始め、花々を巡って蜜を集めます。その姿は春の躍動感や生命力を象徴しています。特に春の花との関連で描かれることが多く、自然界の中での役割や生命の循環を感じさせます。俳句では、忙しく飛び回る蜂を通して春の活気を表現する場面や、蜂の小さな体に秘められた生命力を詠む句が多いです。
俳句の例:
季語「蜂(はち)」を使った俳句の例です。
花の奥 覗けばそこに 蜂の顔
解説:花の奥を覗き込むと、そこに蜂の顔が見えたという驚きと可愛らしさが表現されています。蜂が働く姿を間近で見たときの臨場感が伝わり、春の自然の奥深さや生命の営みが感じられます。
野の花を 働き者の 蜂が飛ぶ
解説:春の野花の間を、蜜を集める働き者の蜂が飛び回っている情景が詠まれています。忙しく飛び回る蜂の様子が、生き生きとした春の自然を象徴しており、働くことへの賛美も込められているように感じます。
春風が 蜂の羽音を 運びくる
解説:春風に乗って、蜂の羽音が耳に届くという情景が描かれています。春の風が運ぶ生命の音として、蜂の羽音が感じられ、穏やかな春の空気と自然の息吹が表現されています。
著者 / Tommy Ikura
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