季語「春の空(はるのそら)」の解説と季語を使った俳句の例

春の季節の季語の一つである「春の空(はるのそら)」です。

春の空

俳句で使われる季語「春の空」をイメージした写真です

季語の解説:

「春の空(はるのそら)」は春の季語で、春の柔らかく明るい空模様を指します。冬の澄んだ冷たい空とは異なり、春の空はやわらかく暖かみを感じさせる穏やかな色合いです。明るさと柔らかさを持ちながら、少し霞みがかった風合いが特徴で、春の陽気や新たな生命の息吹を感じさせます。「春の空」は、春特有ののんびりとした空気や、生命の成長と活力を表現するのに適した言葉です。

季語を使った自作の俳句:

季語「春の空(はるのそら)」を使った俳句の例です。[2]

春の空 雲流れつつ 混じりあう

解説:春の穏やかな空に浮かぶ雲の流れと、その自然な交じり合いを描いています。「春の空」という季語が、冬の冷たさが和らぎ、柔らかで温かな春の空気を感じさせます。「雲流れつつ 混じりあう」は、ゆっくりと形を変えながら混ざり合う雲の様子を、春特有ののどかな時間の流れと共に表現しています。春の空の広がりと、雲の動きが絶え間なく続く自然の美しさを描いた句であり、読み手に穏やかで平和な気持ちをもたらします。春の空は静かでありながらも動きがあり、その柔らかな変化が生命感に満ちた春の訪れを感じさせる一句です。

春の空 萌ゆる命を 暖めり

解説:春の空の温かさが、新たに芽吹き始めた生命を包み込む様子を詠んでいます。「萌ゆる命」という表現が、春の訪れとともに力強く息づき始める植物や自然界の生命を象徴しており、それを「暖めり」と結ぶことで、春特有の穏やかな陽光や空気の温かさを感じさせます。春の空が持つ包容力と、新しい命の力強さが調和し、自然の中に広がる春の生命力がしっかりと描かれています。句全体に春の希望や再生が感じられ、読み手にも穏やかで前向きな印象を与える一句です。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「春の空(はるのそら)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

春の空 人仰ぎゐる 我も見る

作者:高浜虚子

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著者 / Tommy Ikura

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