季語「初雷(はつらい)」の解説と季語を使った俳句の例

春の季節の季語の一つである「初雷(はつらい)」です。

初雷

季語の解説:

「初雷(はつらい)」は春の季語で、春の初めに鳴る雷のことを指します。冬の寒さが和らぎ、季節が移り変わる時に響く雷は、春の訪れを告げる合図ともいえます。この「初雷」には、寒い冬が終わり、新しい季節が始まる勢いとエネルギーが感じられ、自然の目覚めや生命の息吹が伝わります。春の雷は、力強くもどこか優しさを含んでおり、季節の移り変わりの神秘的な瞬間を捉えています。

俳句の例:

季語「初雷(はつらい)」を使った俳句の例です。

初雷や 枝の蕾に 震えあり

解説: 初雷が響き、枝にある蕾が微かに震える様子を詠みました。

雨上がり 初雷聞きて 土香る

解説: 雨上がりに初雷が鳴り、その後、湿った土の香りが漂ってくる情景を詠みました。

初雷に 目覚める池の 波ひとつ

解説: 初雷が響くと同時に、静かな池に波がひとつ立つ情景を詠みました。

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著者 / Tommy Ikura

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