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季語「二月(にがつ)」の解説と季語を使った俳句の例
春の季節の季語の一つである「二月(にがつ)」です。
二月
「二月」は春の始まりを告げる季語です。旧暦での二月は今の三月頃にあたり、寒さの中にも春の兆しが少しずつ感じられる時期です。冬の名残と共に、梅の花や新芽が顔を出し、春への移り変わりが視覚や体感として広がります。また、空気が冷たいながらも日差しは徐々に明るくなり、生命が目覚めるような気配を感じる季節です。俳句では、春浅き静けさや新しい季節への期待感を詠むことが多く、心の変化や自然の移ろいを繊細に描き出します。
季語「二月(にがつ)」を使った俳句の例です。[2]
二月きて 冬着重たし 日のぬくみ
解説:冬の終わりが近づき、春の気配を感じ始めた二月の様子を詠んでいます。「冬着重たし」という表現は、まだ冬の名残を引きずる人の装いを示しつつ、「日のぬくみ」によって少し暑さを感じる、春の訪れを予感させる対比が印象的です。日の光が柔らかく暖かくなってきた様子が、日常の小さな体感を通して表現されており、季節の移り変わりをさりげなく捉えた一句です。冬の重さと春の軽やかさが交錯する瞬間が、情緒豊かに描かれています。
わらび芽の 顔を出したる 二月かな
解説:二月の大地に春の兆しを見つけた喜びを素直に表しています。「わらび芽の 顔を出したる」という表現は、土の中からわらびの新芽がひょっこりと顔を覗かせる様子を生き生きと描写し、自然の生命力を感じさせます。「二月かな」という季語が加わることで、まだ寒さが残る中にも春への期待が広がり、自然界が少しずつ動き出している情景が浮かび上がります。シンプルな言葉の中に、冬から春へと向かう穏やかな時間の流れが感じられる一句です。
ありません。

著者 / Tommy Ikura
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