季語「修二会(しゅにえ)」の解説と季語を使った俳句の例

春の季節の季語の一つである「修二会(しゅにえ)」です。

修二会

季語の解説:

「修二会(しゅにえ)」は春の季語で、奈良の東大寺二月堂で行われる仏教行事「お水取り」を中心とした行事を指します。この行事は毎年3月に行われ、国家の平安や人々の幸せを祈り、僧侶が厳しい修行や祈りを捧げることで知られています。特に有名なのが「お松明(おたいまつ)」の儀式で、大きな松明が火の粉を舞い上げながら二月堂に運ばれる様子が印象的です。修二会は、静かな祈りと力強い火の儀式の対比があり、春の訪れを感じさせる伝統行事です。

俳句の例:

季語「修二会(しゅにえ)」を使った俳句の例です。

修二会や 火の粉舞い立つ 夜の風

解説: 修二会の松明の火の粉が夜風に舞い上がる情景を詠みました。

夜を照らす 修二会の火の 赤き影

解説: 修二会の松明が夜を照らし、赤い影が浮かぶ様子を詠みました。

春を待ち 修二会の灯 揺れ静か

解説: 春を待ちながら、修二会の灯が静かに揺れている様子を詠みました。

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著者 / Tommy Ikura

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