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季語「水温む(みずぬるむ)」の解説と季語を使った俳句の例
春の季節の季語の一つである「水温む(みずぬるむ)」です。
水温む
「水温む」は、春になり、冬の間冷たかった水が少しずつ暖かさを感じさせるようになる様子を表す季語です。川や池、湖、海などの水辺に春の気配が訪れる様子を表現し、春の到来を間近に感じさせます。この季語は、自然の中に感じる柔らかな変化を象徴しており、特に水面に反射する光や、水辺で活動する生き物たちの姿と組み合わせることで、穏やかな春の情景を詠むことができます。俳句では、水の温もりを暗示するだけでなく、それに伴う人々や生き物の動きを描写することで、季節の移ろいを生き生きと表現します。
季語「水温む(みずぬるむ)」を使った俳句の例です。[1]
水温む 池を覗けば 動く影
解説:春の池の静けさと、そこに感じられる生命の動きを描いた作品です。「水温む」という季語が、冬の冷たさが和らぎ、春の穏やかな気配が訪れた情景を伝えています。「池を覗けば」という表現は、自然の変化に目を向ける人間の姿を暗示し、その静かな観察が詩情を深めています。「動く影」という結びは、水の中の小魚や生き物の存在を感じさせ、春の生命の躍動感を控えめに表現しています。
季語「水温む(みずぬるむ)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
水ぬるむ 頃や女の わたし守
作者:与謝蕪村
老鶴の 天を忘れて 水温む
作者:飯田蛇笏

著者 / Tommy Ikura
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