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季語「遠足(えんそく)」の解説と季語を使った俳句の例
春の季節の季語の一つである「遠足(えんそく)」です。
遠足
「遠足」は、春の暖かな季節に行われる野外活動や集団での小旅行を指し、春の季語として親しまれています。特に学校行事としての遠足は、子どもたちの活気や期待感が色濃く反映される場面であり、春の明るく開放的な雰囲気と相まって俳句に生き生きとした情景を与えます。この季語は、行き先の風景や道中の様子、自然との触れ合い、仲間たちとの交流を詠む際に用いられることが多いです。また、準備段階のワクワク感や遠足後の疲れや満足感を表現することでも、春の日常を活写する役割を果たします。自然と人間の活動が融合する春らしい生き生きとした季語です。
季語「遠足(えんそく)」を使った俳句の例です。[2]
遠足の 二列の行列 進みゆく
解説:遠足の情景をシンプルかつ明確に描いています。「遠足の」という冒頭が、春らしい野外活動の活気を感じさせ、「二列の行列」という表現が、小学生や中学生の規律正しい行動を想起させます。「進みゆく」という結びには、自然の中を進む列の動きと、遠足そのものが持つ前向きなエネルギーが感じられます。全体として、春の穏やかな風景と子どもたちの活動が調和し、読者に遠足の明るい光景を思い浮かばせる一作です。
晴れるかな 遠足夢見る 子の笑顔
解説:遠足の前夜や当日の朝に見られる子どもの期待感を描いています。「晴れるかな」という冒頭が、遠足を楽しみにする気持ちと天気への少しの不安を表し、「遠足夢見る」というフレーズが、その期待が膨らむ様子をよく伝えています。「子の笑顔」という結びには、無邪気で希望に満ちた子どもの姿が浮かび上がり、読者に温かな気持ちを抱かせます。全体として、春の遠足に向けた高揚感と子どもの純粋な楽しみが詩情豊かに描かれた一作です。
季語「遠足(えんそく)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
遠足児 よどむに乳牛 尾をふりて
作者:飯田蛇笏
遠足の 子が絵はがきの 店塞ぐ
作者:稲畑汀子

著者 / Tommy Ikura
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