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季語「山焼(やまやき)」の解説と季語を使った俳句の例
春の季節の季語の一つである「山焼(やまやき)」です。
山焼
季語の解説:
「山焼(やまやき)」は春の季語で、山や草原を焼き払うことで新しい草木の芽吹きを促す伝統的な農業・林業の一環としての行事を指します。山焼きは害虫駆除や新しい植物の育成を促すために行われるもので、焼けた黒い山肌が春の新緑に覆われていく過程には、自然の再生の力強さと儚さが感じられます。この風景には、春の訪れとともに生命が芽吹き始める力強さが込められており、春らしいエネルギーと一抹の寂しさが漂っています。
俳句の例:
季語「山焼(やまやき)」を使った俳句の例です。
山焼の 煙の向こうに 空広し
解説: 山焼きの煙の向こうに広がる青空が見える情景を詠みました。
山焼きの 跡にたなびく 香の残り
解説: 山焼きが終わった後、焦げた香りが山に漂っている情景を詠みました。
山焼けて 麓に落ちる 灰の粒
解説: 山焼きの灰が麓まで風に乗って落ちてくる様子を詠みました。
著者 / Tommy Ikura
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