季語「海女（あま）」の解説と季語を使った俳句の例

春の季節の季語の一つである「海女（あま）」です。

海女

「海女（あま）」は春の季語で、海に潜って貝や海藻などを採る伝統的な職業である女性を指します。特に春になると、海が温かくなり、海女たちが海に潜る姿が見られるようになります。海女は海の恵みを得るために命を懸けて働く姿が印象的であり、厳しい自然の中で働く人々の力強さと、春の海の豊かさを象徴する存在です。海女には、海の命や季節の変化、海に向き合う人々の息づかいが感じられます。

季語「海女（あま）」を使った俳句の例です。

海女潜り　春の波間に　影揺れて

解説: 春の波間に海女の影が揺れる情景を詠みました。

潜りゆく　海女の手のひら　貝ひとつ

解説: 春の海に潜る海女が手に貝を持ち上げている情景を詠みました。

海女の笛　春の海原　静まりて

解説: 海女が吹く笛の音が、春の海に響く情景を詠みました。