季語「立夏(りっか)」の解説と季語を使った俳句の例

夏の季節の季語の一つである「立夏(りっか)」です。

立夏

季語の解説:

「立夏」は二十四節気の一つで、暦の上での夏の始まりを指します。5月初旬ごろで、日差しが暖かくなり、自然界の活動が活発になる時期です。この時期には、青々とした緑や明るい光が目立ち、木々や草花が夏の訪れを知らせるように輝きます。俳句では、夏の到来を迎える喜びや、季節の変化を実感する情景を表現するのに適した季語です。

俳句の例:

季語「立夏(りっか)」を使った俳句の例です。

山の空 立夏の光に 雲ひとつ

解説:立夏の明るい光が山の空に広がり、その中に雲が一つだけ浮かんでいる静かな情景を描いています。立夏の晴れやかで清々しい空気感が感じられます。

立夏の日 袖も短く なりにけり

解説:立夏を迎え、夏の始まりにふさわしく、袖の短い服装になった様子が詠まれています。季節の変わり目が服装にも現れ、立夏の暖かさが感じられます。

出掛ければ 少し汗ばむ 立夏の日

解説:立夏の日に外出した際、少し汗ばむような陽気を感じている様子が詠まれています。立夏らしい暖かさが体感で表現されていて、初夏のさわやかさが感じられます。

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著者 / Tommy Ikura

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