- Home ›
- 夏の季語一覧 ›
- 夏[時候]の季語一覧
季語「夏の夜(なつのよ)」の解説と季語を使った俳句の例
夏の季節の季語の一つである「夏の夜(なつのよ)」です。
夏の夜
季語の解説:
「夏の夜」は、夏の季節特有の夜の風情を指します。夏の夜は昼間の暑さが和らぎ、涼やかな風が心地よく、虫の声や月明かりが際立つ時期です。また、昼が長い分、夜は短く感じられることもあり、夜の涼しさが特別に感じられるのも夏の夜の特徴です。俳句では、静かな夜の情景や、夜風や虫の音、月の明かりが詠まれることが多く、しっとりとした夏の情感が表現されます。
俳句の例:
季語「夏の夜(なつのよ)」を使った俳句の例です。
夏の夜 浴衣に着替え お祭りへ
解説:夏の夜に浴衣へと着替え、これからお祭りに出かける期待感を詠んでいます。夏の風物詩である浴衣とお祭りが組み合わさり、わくわくする夜の情景が浮かびます。
縁側の 涼風嬉し 夏の夜
解説:縁側に座りながら、吹いてくる風を心地よく感じる夏の夜の情景を詠んでいます。静かな夜風が身に心地よく、縁側という日本の伝統的な場所も情緒を添えています。
夏の夜 団扇であおぐ 子の寝顔
解説:夏の夜、団扇で寝ている子供をあおいでいる場面を詠んでいます。夏の夜の優しい静けさと、涼を取らせてあげようとする親の愛情が伝わる句です。
著者 / Tommy Ikura
毎日の暮らしの中で役立つ情報や、趣味に関するコンテンツを分かりやすく解説するサイトを製作しています。