季語「母の日（ははのひ）」の解説と季語を使った俳句の例

夏の季節の季語の一つである「母の日（ははのひ）」です。

母の日

「母の日」は、5月の第2日曜日に母への感謝を伝える日です。母に花や贈り物を渡したり、感謝の気持ちを表現するための行事として多くの国で親しまれています。日本では特にカーネーションを贈ることが多く、この日には花屋に色とりどりのカーネーションが並ぶ光景が見られます。俳句では、母への感謝の気持ちや、母の存在に対する思いを詠む際に用いられることが多いです。

季語「母の日（ははのひ）」を使った俳句の例です。

母の日に カーネーションの 香り満つ

解説：母の日に、カーネーションの香りが部屋いっぱいに満ちている様子を描いています。カーネーションの香りと母への感謝が感じられ、母の日ならではの温かい雰囲気が表現されています。

母の日や いつもの朝に ほほ笑みて

解説：母の日を迎えても、母はいつもと変わらず微笑みを浮かべている様子が描かれています。特別な日でありながらも、普段通りの母の優しさが際立つ一句です。

夕暮れに 母の日の花 そっと置く

解説：夕暮れの静かな時間に、母の日の花をそっと置く様子が描かれています。母への思いやりや、感謝の気持ちが控えめに表現された、しっとりとした情景です。