季語「父の日（ちちのひ）」の解説と季語を使った俳句の例

夏の季節の季語の一つである「父の日（ちちのひ）」です。

父の日

「父の日」は6月の第3日曜日に、父親への感謝を伝えるための行事として祝われます。母の日と同様に、プレゼントや感謝の言葉を贈る日です。母の日がカーネーションに象徴されるのに対して、父の日にはバラや黄色い花を贈る習慣があることもあります。俳句では、父の日に贈る感謝の気持ちや、父への思いを表現する際に使われます。

季語「父の日（ちちのひ）」を使った俳句の例です。

父の日の ネクタイ選ぶ 嬉しさよ

解説：父の日のためにネクタイを選ぶ時の嬉しさが表現されています。贈り物を通じて父への感謝を伝える準備をしている様子が、ほのぼのとした雰囲気で伝わる句です。

ご馳走に 感謝を込めて 父の日よ

解説：父の日のために準備したご馳走に感謝の気持ちを込めている様子を詠んでいます。特別な日の特別な料理で、父への思いが伝わる句です。

父の日の 照れた笑顔が 家満ちて

解説：父の日に見せた父の照れた笑顔が、家族全体を和やかな雰囲気で包み、家の中に温かい空気が満ちている様子を表現しています。父親の控えめな喜びと、それを見た家族の一体感が伝わる句です。