季語「北風(きたかぜ)」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「北風(きたかぜ)」です。

北風

季語の解説:

「北風」は、冬に吹く冷たい風を指します。特に寒さの厳しい時期に吹く北風は、体に突き刺さるような冷たさを伴い、冬の厳しさや自然の力を感じさせます。また、乾燥した風が木の葉を散らしたり、雪を吹き付けたりする様子も「北風」ならではの情景です。俳句では、「北風」を通じて冬の厳しい寒さや孤独感、また季節の移ろいの儚さなどが表現されます。

俳句の例:

季語「北風(きたかぜ)」を使った俳句の例です。

北風や 窓に凍るる 朝の霜

解説:冬の冷たい北風が吹き、朝、窓に霜が凍りついている様子を描いています。北風がもたらす厳しい寒さと、朝の冷え込んだ空気が感じられる句です。

枯れ枝に 北風強し 冬来たる

解説:枯れ枝に北風が強く吹き付け、冬の季節が到来したことを感じさせる情景です。北風によって冬の寒さや厳しさが強調され、冬の到来が力強く表現されています。

北風と 共に急ぎて 帰り道

解説:冷たい北風に吹かれながら、急いで帰る様子を詠んでいます。北風の冷たさを避けながら家路を急ぐ、冬の寒さと温もりが感じられる句です。

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著者 / Tommy Ikura

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