季語「冬の星(ふゆのほし)」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「冬の星(ふゆのほし)」です。

冬の星

「冬の星」には「冬銀河(ふゆぎんが)」「凍星」などの子季語があります。

季語の解説:

明るく、くっきりと見えるのが特徴です。冬の星座として知られるオリオン座や冬の大三角形などが、その象徴的な存在です。俳句では、冬の厳しい寒さの中に漂う静寂や美しさ、そして宇宙の広大さを描写するためによく用いられます。また、夜空を見上げる行為そのものが、過去や未来を想うきっかけとして詠まれることもあります。

季語を使った自作の俳句:

季語「冬の星(ふゆのほし)」を使った俳句の例です。[2]

オリオンの 光変わらず 冬の星

解説:冬の夜空に輝くオリオン座が、その変わらない光で夜を照らしている様子を詠んでいます。「オリオンの」という具体的な星座名が、冬の夜空を鮮明に思い浮かばせ、「光変わらず」という表現が、その永続性と安定感を象徴しています。「冬の星」という結びが、星々の輝きを季節と結びつけ、冬ならではの冷たく澄んだ空気感を巧みに伝えています。この句は、宇宙の広がりと永遠性を、冬の星座という身近な自然現象を通じて詩的に表現した作品です。

冬の星 銀河の海に 浮かびたり

解説:冬の夜空に輝く星々が、まるで銀河の海に浮かんでいるかのような幻想的な情景を描いています。「冬の星」という季語が、冷たく澄んだ空気と輝きを伝え、「銀河の海に」という表現が、星々の広がりと深さを詩的にイメージさせます。「浮かびたり」という結びが、動きのない静謐な世界を強調し、宇宙の広大さと神秘性を感じさせます。この句は、冬の星空の美しさを深遠な視点で捉えた作品です。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「冬の星(ふゆのほし)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

冬の星 仰ぎて通夜の 聖堂に

作者:稲畑汀子

プロフィール画像

著者 / Tommy Ikura

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