季語「冬旱（ふゆひでり）」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「冬旱（ふゆひでり）」です。

冬旱

「冬旱」は、冬の乾燥した気候を指す季語です。特に雨が少なく、空気が乾ききった状況を表します。この季語は、冬特有の肌寒さと乾いた風景を描写する際に用いられることが多く、枯れた大地や乾いた空気感を象徴しています。また、人々の暮らしにおける水不足や植物の枯渇を暗示することもあります。俳句では、冬旱を通じて自然の厳しさやその中で生きる人々の営みを詠み、静寂や無常観を伝える場面でよく使われます。乾燥した冬の風景や、自然がもたらす厳しい状況を描く際に適した季語です。

ありません。

季語「冬旱（ふゆひでり）」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

唇舐めて 英霊に礼す 冬旱

作者：石田波郷