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季語「虎落笛(もがりぶえ)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「虎落笛(もがりぶえ)」です。
虎落笛
「虎落笛」とは、冬の強い風が竹垣や柵、電線などを吹き抜ける際に発する笛のような音を指す季語です。その音は寒々しくも物悲しい響きを持ち、冬の冷たさや寂寥感を象徴するものとして詠まれることが多いです。「虎落」とは竹垣や柵のことを指し、かつては獣を防ぐための囲いを意味しました。虎落笛は、風の音を詩的に捉え、自然が作り出す音と人々の感情が交錯する情景を描写する際に使われます。この季語は、冬の厳しさや孤独感、またはその中にある静謐な美しさを表現する際に適しています。
ありません。
季語「虎落笛(もがりぶえ)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
日輪の 月より白し 虎落笛
作者:川端茅舎
夕づつの 光りぬ呆きぬ 虎落笛
作者:阿波野青畝
虎落笛 絨毯に曳く 折鶴蘭
作者:阿部みどり女
著者 / Tommy Ikura
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