季語「大晦日(おおみそか)」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「大晦日(おおみそか)」です。

大晦日

季語の解説:

「大晦日」は一年の最後の日である12月31日を指し、特別な意味を持つ日です。過ぎゆく一年を振り返り、新しい年を迎えるための準備や心の整理をする日として、多くの日本人にとって大切な日です。大晦日には年越しそばを食べたり、除夜の鐘を聞いたりして、清らかな心で新年を迎える風習があります。俳句では「大晦日」を通して、終わりゆく年への思い、感慨深い心情、あるいは新年への期待と不安が表現されます。

季語を使った自作の俳句:

季語「大晦日(おおみそか)」を使った俳句の例です。[2]

大晦日 幸せの灯り 夜照らし

解説:大晦日の夜に灯る幸せの灯りが、周囲を優しく照らす情景を詠んでいます。「大晦日」という季語が、年の瀬の特別な雰囲気を醸し出し、「幸せの灯り」という表現が家庭や人々の心の温もりを象徴しています。「夜照らし」という結びが、静かな夜に灯りが広がり、安らぎと希望をもたらしている様子を伝えています。この句は、大晦日の穏やかで温かな空気感を詩情豊かに表現した作品で、年の終わりに感じる静かな幸福感が読み手に伝わります。

大晦日 蕎麦は温いか 冷たいか

解説:大晦日の年越し蕎麦をめぐる何気ない選択をユーモラスに詠んでいます。「大晦日」という厳かな季語が、蕎麦という親しみやすい日常の場面と対比されることで、日常の中に特別な季節感が浮かび上がります。「温いか 冷たいか」という問いが、人々のささやかな悩みや会話を想像させ、大晦日の家庭的で温かい雰囲気を醸し出しています。この句は、特別な日と日常が交錯する年の瀬の風景を、親しみやすく表現した楽しい作品です。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「大晦日(おおみそか)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

ふるさとの 闇こそしづめ 大晦日

作者:飯田蛇笏

大晦日 こゝに生きとし 生けるもの

作者:高浜虚子

プロフィール画像

著者 / Tommy Ikura

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