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季語「霜月(しもつき)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「霜月(しもつき)」です。
霜月
霜月は、旧暦の11月を指し、現代の11月頃の冷え込みが増し、霜が降りる季節です。霜月という言葉には、霜の降りる月という意味が込められ、秋の名残を感じながらも、本格的な冬の到来を告げる季節として用いられます。この季語は、寒さが強まってくる頃の自然の静けさや冬支度に追われる人々の様子を詠む際に使われます。俳句では、霜月の寂寥感や、冬の静謐な空気、霜や冷たい風に触れる日常を描くことが多いです。
季語「霜月(しもつき)」を使った俳句の例です。
霜月に 落ち葉舞い散る 駅道を
解説:霜月に駅への道に舞い散る落ち葉の情景を描いています。秋から冬への移り変わりが感じられる句で、霜月の冷えた空気の中で、落ち葉がひらひらと舞う様子が目に浮かびます。冬が近づく季節の寂しさや物寂しい雰囲気が表現されています。
霜月来て 慌てて始める 冬支度
解説:霜月の訪れに伴い、急いで冬支度を始める様子を詠んでいます。霜月に感じる冷え込みや冬の準備に追われる人々の姿が想像でき、日常的な場面を通して季節の移り変わりが表現されています。
霜月に 朝起きるのが 辛くなり
解説:霜月の寒さで朝起きるのが辛くなってきた様子を詠んでいます。冷え込みが強くなっていく中で、布団の温かさに包まれていたい気持ちが表現され、冬の朝の寒さを実感させます。誰もが感じる季節の変化が身近に伝わる句です。
著者 / Tommy Ikura
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