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季語「除夜(じょや)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「除夜(じょや)」です。
除夜
「除夜」は大晦日の夜を指し、一年の終わりを締めくくる特別な時間です。除夜の鐘が108回撞かれるのは、人間の煩悩を祓い、新しい年を清らかに迎えるためとされています。この夜は、家族で過ごしたり、寺院に参詣したりと、日本独特の静謐で厳かな時間が流れます。俳句において「除夜」は、一年の終わりを感じさせる静けさや、年の瀬の忙しさ、または新しい年への期待を表現する際に用いられます。
季語「除夜(じょや)」を使った俳句の例です。[2]
除夜の街 行き交う人々 顔に笑み
解説:大晦日の夜、街を行き交う人々の表情に笑顔が溢れている情景を描いています。「除夜の街」という季語が、大晦日の特別な雰囲気と年の瀬ならではの忙しさを示し、「行き交う人々」がその活気を伝えます。「顔に笑み」という結びが、年越しを前にした期待感や安堵感を象徴し、暖かで穏やかな空気感を醸し出しています。この句は、年の瀬の街の賑わいと、人々の明るい気持ちを見事に表現した作品です。
参道を 並びて歩く 雪の除夜
解説:雪が舞う大晦日の夜、参道を人々が並んで歩く様子を描いています。「参道を」という冒頭が、神社や寺へ向かう静謐な雰囲気を示し、「並びて歩く」が、大晦日の厳かな行事や一体感を感じさせます。「雪の除夜」という結びが、降り積もる雪と静かな年越しの情景を詩的に表現しています。この句は、除夜の荘厳さと冬の美しさを融合させた情緒豊かな作品です。
季語「除夜(じょや)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
おろかなる 犬吠えてをり 除夜の鐘
作者:山口青邨

著者 / Tommy Ikura
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