季語「冴ゆ(さゆ)」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「冴ゆ(さゆ)」です。

冴ゆ

季語の解説:

「冴ゆ」は、空気や光、音が冷たさによって一段と澄み渡り、研ぎ澄まされるような感覚を表す季語です。冬特有の静寂や寒さが引き立てる透明感を象徴しており、夜空の星が冴えわたる様子や、凍てついた大気が張り詰める情景を描写する際に用いられます。また、五感が鋭くなるような感覚を詠むこともあり、自然の冷たさや静けさ、感覚の繊細さを伝えるのに適しています。俳句では、寒夜の風景や冬の静寂、心象風景を鮮やかに表現する役割を果たします。

季語を使った自作の俳句:

ありません。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「冴ゆ(さゆ)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

風冴えて 高嶺紺青 雪のこる

作者:飯田蛇笏

しの竹や 夜さむに冴ゆる 雨戸越し

作者:室生犀星

プロフィール画像

著者 / Tommy Ikura

毎日の暮らしの中で役立つ情報や、趣味に関するコンテンツを分かりやすく解説するサイトを製作しています。