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季語「三寒四温(さんかんしおん)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「三寒四温(さんかんしおん)」です。
三寒四温
「三寒四温」は、冬の季節に見られる特徴的な気象現象を指し、寒い日が三日続き、その後に比較的暖かい日が四日続くような周期的な気温変化を表す言葉です。この現象は、冬が終わりに近づくころや早春にかけてよく見られ、季節の移ろいを感じさせる表現として俳句でも用いられます。「三寒四温」という季語は、寒さと暖かさの交替によって生じる自然界の変化や、人々の体感や心情の揺れ動きを詠む際に活用されます。俳句では、変化する気候の中で生命が息づく様子や、季節の微妙な移ろいを繊細に描くことができます。
季語「三寒四温(さんかんしおん)」を使った俳句の例です。
三寒四温 次なる季節の 足音か
解説:「三寒四温」の気候変化を通じて、次の季節である春の到来を感じ取る繊細な感性を表現しています。「次なる季節の足音か」というフレーズには、冬の終わりに向けた期待感と、自然が静かに春を告げる様子が巧みに込められています。この句は、寒さと暖かさが交互に訪れる中で、移ろう季節の微かな予兆を詠み上げた、情緒豊かな作品です。特に、「足音か」という問いかけの形が、確かではないけれど確実に近づく春への期待をほのめかし、余韻を残します。
ありません。
著者 / Tommy Ikura
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