季語「日脚伸ぶ（ひあしのぶ）」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「日脚伸ぶ（ひあしのぶ）」です。

日脚伸ぶ

「日脚伸ぶ」は、冬至を過ぎて少しずつ日が長くなり始める様子を表す季語です。冬の寒さの中にも、春への予兆を感じさせる明るい変化を象徴しています。この季語は、冬の厳しい寒さの中に差し込む希望や、季節の移ろいを繊細に描く際に使われます。俳句では、徐々に長くなる日の光が自然や生活に与える影響や、春を待つ心の動きを表現することが多く、寒さと温かさの対比や、未来への希望を含む作品に適しています。

ありません。

季語「日脚伸ぶ（ひあしのぶ）」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

雨雲の 切れて日脚の 伸びてをり

作者：稲畑汀子

糸屑の ひとすぢも塵 日脚のぶ

作者：阿部みどり女

入院の 日を重ねつゝ 日脚伸ぶ

作者：高浜年尾