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季語「手袋(てぶくろ)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「手袋(てぶくろ)」です。
手袋
「手袋」は、冬の寒さから手を守るための防寒具で、厚手の毛糸や革、フリース素材でできています。寒さが厳しくなると、手袋は欠かせないアイテムで、手を温めるだけでなく、暖かさに包まれる安心感ももたらしてくれます。また、手編みの手袋は家族や友人からの贈り物として温かみが感じられることもあります。俳句では、「手袋」を通して、冬の冷たさを防ぐ温かさや、冬の暮らしの一面が表現され、手に温もりを与えてくれることで感じる優しさやぬくもりが詠まれることが多いです。
季語「手袋(てぶくろ)」を使った俳句の例です。
手袋に 温もり残る 帰り路
解説:帰り道、手袋の中に温もりが残っている様子を描いています。冬の冷たい帰り道の中でも、手袋に感じる温かさがほっとした気持ちをもたらしています。冬の寒さと温もりの対比が表現されています。
小さき子 小さな手袋 喜びつ
解説:幼い子が小さな手袋をつけて喜んでいる様子を詠んでいます。冬の寒さの中で、子どもが新しい手袋を嬉しそうに見せたり、はしゃいだりしている情景が浮かびます。寒い冬でも、手袋の温かさと子どもの無邪気な喜びが、冬の温もりを感じさせる一句です。
お互いに 手袋ごしに 握りしめ
解説:寒い冬の日に、手袋をしたお互いの手を握りしめている情景を詠んでいます。冬の冷たさの中でも手を取り合うことで温もりを分かち合い、互いの存在を感じて安心する姿が浮かびます。手袋越しであっても伝わる温かさや、二人の親しさが感じられ、冬の愛情や絆が表現されています。
著者 / Tommy Ikura
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