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季語「寒声(かんごえ)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「寒声(かんごえ)」です。
寒声
寒声は、冬の寒さの中で音声や発声を鍛えることや、そこから生まれる声を指します。特に、寒中に行う声楽や発声練習が中心となります。寒さの中で錬磨された声には、清冽さと力強さが宿り、鍛錬による精神の集中と厳粛さが表現されます。冬の厳しい環境下で鍛え上げられる声は、その響きが寒さを凌ぐほどの存在感を持ち、冬の厳しさを象徴する一方で、それに向き合う人間の努力と美しさを描き出します。この季語を用いた俳句では、寒中に響く声の凛とした強さや、寒気の中で行われる鍛錬の様子が詠まれ、静寂と響きの対比が情景を鮮やかにします。
ありません。
季語「寒声(かんごえ)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
寒声や 古うた諷ふ 誰が子ぞ
作者:与謝蕪村
寒声に 嗄らせし喉を 大事かな
作者:高浜虚子

著者 / Tommy Ikura
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