季語「衾(ふすま)」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「衾(ふすま)」です。

季語の解説:

衾は、冬の寒さをしのぐための掛け布団や寝具を指します。夜着や布団と同じく、冬の冷え込みを和らげる生活用品として広く使われ、寝床を暖かく包む存在です。衾は、冬の静けさや夜の安らぎを象徴するものでもあり、寒い夜に身を預ける安心感をもたらします。この季語を用いた俳句では、衾の温かさや重み、布団の中に感じるぬくもり、また冬の夜の静けさが詠まれることが多く、人々の生活感と冬の厳しさが織り交ぜられた情景が描かれます。

季語を使った自作の俳句:

ありません。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「衾(ふすま)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

かしらへや かけん裾へや 古衾

作者:与謝蕪村

人吉の 雨にわびしき 衾かな

作者:阿波野青畝

プロフィール画像

著者 / Tommy Ikura

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