季語「足袋(たび)」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「足袋(たび)」です。

足袋

季語の解説:

足袋は、和装に用いられる日本伝統の履物で、特に冬の季節には防寒用として厚手のものが重宝されます。白足袋は格式を感じさせ、黒足袋や柄物の足袋は洒落た趣を与えるなど、その用途や色柄は多様です。寒い季節に足元を温める足袋は、着物や草履との組み合わせが美しく、冬の日本文化を象徴するアイテムでもあります。この季語を用いた俳句では、足袋を履く仕草やその素材感、冬の寒さとの対比が詠まれることが多く、静かな冬の風情や日本の伝統が情感豊かに表現されます。

季語を使った自作の俳句:

ありません。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「足袋(たび)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

足袋はいて 寝る夜ものうき 夢見かな

作者:与謝蕪村

だぶ/\の 足袋を好みて はきにけり

作者:高浜虚子

足袋つぐや ノラともならず 教師妻

作者:杉田久女

プロフィール画像

著者 / Tommy Ikura

毎日の暮らしの中で役立つ情報や、趣味に関するコンテンツを分かりやすく解説するサイトを製作しています。