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季語「夜鷹蕎麦(よたかそば)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「夜鷹蕎麦(よたかそば)」です。
夜鷹蕎麦
ほぼ同じ意味で使われる子季語の「夜鳴饂飩(よなきうどん)」の俳句も併せて紹介しています。
夜鷹蕎麦とは、夜遅くに屋台で売られる蕎麦のことで、冬の寒い夜に人々を温める庶民的な味として親しまれています。名前の由来は、かつて夜に路上で活動していた商人を「夜鷹」と呼んだことからきています。湯気を立てる屋台の灯りや、冷たい夜風の中で温かい蕎麦をすする姿は、冬の風物詩として趣があります。この季語を用いた俳句では、屋台の賑わいや人々の温もり、寒い冬の夜に漂う蕎麦の香りなどが詠まれ、冬の街の風景と人間味あふれる場面が描かれます。
ありません。
季語「夜鷹蕎麦(よたかそば)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
みちのくの 雪降る町の 夜鷹蕎麦
作者:山口青邨
女患らの 夜泣うどんに さざめくも
作者:石田波郷

著者 / Tommy Ikura
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