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季語「寒の内(かんのうち)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「寒の内(かんのうち)」です。
寒の内
「寒の内」は「寒(かん)」の子季語です。
「寒の内(かんのうち)」は、二十四節気の「小寒」から「立春」の前日までの約30日間を指す冬の季語です。この期間は一年の中で最も寒さが厳しいとされ、凍えるような空気感や自然の静寂、そして寒さを乗り越えるための人々の知恵や行動が際立つ時期でもあります。「寒の内」は、冷え込みの強さを感じさせるだけでなく、寒中見舞いや雪景色、冬の静けさなど、幅広い情景や感情を表現する際に用いられます。俳句では、厳しい寒さの中にあるぬくもりや力強さ、または凛とした冬の空気感を詠み込むのに適した季語です。
ありません。
季語「寒の内(かんのうち)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
から鮭も 空也の痩も 寒の内
作者:松尾芭蕉
薬のむ あとの蜜柑や 寒の内
作者:正岡子規
美食して 身をいとへとや 寒の内
作者:村上鬼城
著者 / Tommy Ikura
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