季語「日短（ひみじか）」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「日短（ひみじか）」です。

日短

「日短」は「短日（たんじつ）」の子季語です。

「日短（ひみじか）」は、冬至を中心とした日照時間が短い時期を指す冬の季語です。昼間があっという間に過ぎ、夕暮れが早く訪れることで感じる時間の流れの速さや、日の短さを惜しむ気持ちが込められています。「日短」は、冬特有の時間感覚を象徴し、暮れゆく光の中での静けさや、限られた時間の中での人々の営みを詠む際に使われます。この季語は、冬の儚さを詠むのに適しており、短い日がもたらす感慨や、夕暮れに感じる寂しさ、そして冬の光の美しさを表現する重要な言葉です。

ありません。

季語「日短（ひみじか）」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

日短かや かせぐに追ひつく 貧乏神

作者：小林一茶

うせものを こだはり探す 日短か

作者：高浜虚子

ねこ舌に うどんのあつし 日短か

作者：久保田万太郎