季語「厚氷(あつごおり)」の解説と季語を使った俳句の例

冬の季節の季語の一つである「厚氷(あつごおり)」です。

厚氷

「厚氷」は「氷(こおり)」の子季語です。

季語の解説:

厚氷とは、厳しい冬の寒さによって厚く凍りついた湖や池、川の氷を指します。特に、何層にも重なったような分厚い氷は、冬の厳しい気候の象徴であり、静寂と力強さを併せ持っています。厚氷は、透き通った表面や光を反射する輝きが美しく、またその硬さから動きが止まった自然の静謐さを感じさせます。この季語を用いた俳句では、厚氷の透明感や、そこに映る空や景色、またその下に隠れる水の静けさなどが描かれ、冬の厳かさや美しさが表現されます。

季語を使った自作の俳句:

ありません。

有名な俳句、著名な俳人の俳句:

季語「厚氷(あつごおり)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。

北向や こんこん叩く 厚氷

作者:尾崎紅葉

厚氷 妻の非力を 刎ねかへす

作者:日野草城

プロフィール画像

著者 / Tommy Ikura

毎日の暮らしの中で役立つ情報や、趣味に関するコンテンツを分かりやすく解説するサイトを製作しています。